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スポーツ観戦でレッツ!ジョイスポ旅!沖縄女子サッカーチーム『全保連琉球デイゴス』へ全力エール!

確かなスキルと経験が強みの全保連琉球デイゴス!

今回は、日本最高峰の女子サッカー選手権大会「皇后杯第42回全日本女子サッカー選手権大会」へ九州代表として3年連続4回目の出場を決め、来季でのさらなる活躍が期待される女子サッカーチーム『全保連琉球デイゴス』についてレポート!
2014年7月、女性アスリートによる沖縄県勢初の全国リーグ参入を目標に設立。「沖縄から世界へ!」を合言葉に、なでしこリーグクラブへの昇格を目指し、サッカーでの勝利をとおして沖縄を元気にすることと、沖縄県でスポーツをする女の子たちの夢となれるよう活動しています。

写真提供:全保連琉球デイゴス

選手の皆さんは平日フルタイムで働いているため、練習は夕方から始まります。練習場は県内各所に点在し、練習メニューは週末の試合やイベントの日程によって異なるとのこと。各自ストレッチなどでウォーミングアップを済ませ、監督の指示の下、複数でグループを組んでのリフティング、鳥かご(パス回しのトレーニングメニュー)などを行います。明るい呼びかけや笑い声が飛び交い、チームワークの良さがうかがえます。
練習後半はミニゲームへ移行。ハーフサイズのコートで10分〜15分1ゲームを複数回行なっていきます。選手の皆さんは丁寧にパスをつなぎながら、真剣にボールを追いかけていました。

全保連琉球デイゴスでは、中学生や高校生などが女子サッカーを続けにくい環境を解消するためにユースチームも立ち上げ、JFAライセンスを取得した女性スタッフや現役選手などによる指導を行なっているとのこと。ほかにも児童を対象としたサッカースクールの開催などさまざまな活動を通して、沖縄県でスポーツをする女の子たちの夢となれるよう女子サッカーの普及にも努めています。

女子サッカーは男子サッカーに比べるとスピード感が劣ると言われていますが、その分ボールタッチのテクニックや戦術に基づく連携プレーを楽しめることが魅力です。選手一人ひとりが集中力を切らさずプレーを楽しんでいる姿は”サッカー好き”がにじみ出ており、そういったひたむきさも女子サッカーファンを増やし続けている理由かもしれません。

選手に負けない情熱を持つ!山木監督インタビュー

より強く、より上を!沖縄女子サッカーチーム初のなでしこリーグを目指す全保連琉球デイゴスを勝利に導く山木監督にインタビュー!内に秘めた”全保連琉球デイゴス・スピリット”を感じてください。

監督/山木 里恵
日本代表選手としてFIFA女子W杯、アトランタオリンピック出場歴、最優秀選手、ベストイレブンなど数々のタイトル獲得歴を持つ。「沖縄県勢初のなでしこリーグ参入」という夢の実現に賛同し、2017シーズンより監督に就任。

選手一人ひとりから、スキルや経験を超えた
サッカーへの想いを感じてほしい。

「私自身、監督に就任して4年目ですが、毎年新しい選手を仲間に入れながら、少しずつではあるけど”味のあるチーム”に仕上がっていると感じています。年齢や経験値など選手層が厚く、女子ならではの”丁寧さ”を生かしながらボールをつなぐことを意識した「縦にも強いサッカー」がチームの強みです。選手一人ひとりの魅力を引き出しながら自主性を大切にすることで、選手みんなが「私たちのチーム」と自覚できると考えます。どうすればよいか話し合いながら課題や問題点を解決していく光景は誇らしいですね。監督が指示してできるものではありませんから。
サッカー観戦はルールが難しいとか時間が長いなどマイナスに思う方も多いかもしれませんが、選手の迫力やゲームのライブ感を味わえる会場での観戦をぜひおすすめしたいです。彼女たちのサッカーに対するひたむきさには心がうたれますし、応援し甲斐があります。ぜひ会場に足を運んで、全保連琉球デイゴスの魅力に触れていただきたいです。」

選手にあれこれ聞いてみました!全保連琉球デイゴスQ&A

コートの外では笑いが絶えず、チームワークの良さはピカイチ!そんな全保連琉球デイゴス選手にいろいろお話を伺いました!

キャプテン/DF 金城 愛理

Q.全保連琉球デイゴスの強みは?

A. ベテランと若手の選手たちがいい関係を築いているところです!一人ひとりが縮こまらず、のびのびとプレーできているのも年齢や経験を超えたコミュニケーションのおかげだと感じています。

Q. キャプテンとしてチームをまとめるコツは?

A. 指示を出したり先頭に立って行動するというより監督やコーチとメンバー、ベテランと若手の”橋渡し役”としての動きを意識しています。今シーズンは皇后杯初勝利という目標を達成できなかった悔しさもあるので、来シーズンは新たな気持ちで課題をひとつずつクリアしながら、チーム一丸となって目標に向かって頑張ります!

Q. 「全保連琉球デイゴスのここを見てほしい!」ポイントは?

A. 見応えのあるプレーです!蹴る・止めるだけでない意図があるプレーをぜひ会場で見てほしいです。また、会場の雰囲気や応援スタイルは沖縄独特で見ていても楽しいので、スポーツに興味がない人や家族連れでも十分楽しめると思います。

GK 山本 真穂

Q.全保連琉球デイゴスの強みは?

A. プレーにおいて課題が出たらみんなで話し合って解決していくことです。みんなが同じ目標に向かっているので、どうしたら良いか意見を出し合う姿勢ができていて、いいチームだなと感じています。

Q.試合前のルーティーンはありますか?

A.スパイクとグローブを身につける時は、左側からしています。特に意識はしていないのですが、逆からすると気持ちがしゃんとしないので自然とルーティーンになっています。

Q.「全保連琉球デイゴスのここを見てほしい!」ポイントは?

A. 女子サッカーでは珍しいパワフルなプレーです!地元サポーターの方やスポンサーさん、職場の方々がとても親身に応援してくれているので、試合ではカッコいいところを見せたい思いが強いです。

FW 仲地 比奈子

Q.全保連琉球デイゴスの強みは?

A. 経験豊富な選手が多いことです。私自身なでしこ2部リーグに所属していたこともあり、その時の経験を生かしながらチームに貢献できるよう頑張っています!

Q.試合において気をつけていることは?

A. 平常心を保つこと。力まず、練習の成果を出せるよう心がけています。

Q.「全保連琉球デイゴスのここを見てほしい!」ポイントは?

A. 選手全員が必死なところ!スピードは欠けるかもしれませんが、ボールに対するひたむきさは他のチームに負けません!

DF 阿部 紗央厘

Q.全保連琉球デイゴスの強みは?

A. ひと言でいうと「元気」!うるさいって言われるほど。でもおかげでチームワークの良さにもつながっています。

Q.全保連琉球デイゴスでプレーするきっかけは?

A. 大学時代に一緒にプレーしていた友人が沖縄県出身で、沖縄の良いところをいろいろ聞いていて。漠然とですが、沖縄でプレーしたいなと思ってたところに全保連琉球デイゴスで選手募集の話を聞いたのが5年前。そして、今に至ります!

Q.「全保連琉球デイゴスのここを見てほしい!」ポイントは?

A. コンビネーションプレーです!サッカーはチームスポーツなので、その醍醐味を見てほしいです。


試合日程や選手紹介、新着情報はこちらでチェック!
全保連琉球デイゴス オフィシャルサイト:https://deigos.com/


選手お気に入りグルメ&観光スポット

選手お気に入りのスポットをご紹介!沖縄を拠点に活動する選手ならではのセンスが光るセレクトが、沖縄旅行に華を添えます。

マリンスポーツの人気エリア・北谷町砂辺に店舗を構えるハンバーガーショップ『GORDIE’S(ゴーディーズ)』は、FW 仲地選手お気に入りのグルメスポットです。「ここの料理はどれも美味しくて、どれが一番か選べないほど!スタッフの皆さんもとっても明るくて、ここに来るといつも元気をもらえます。スタッフの皆さんにまた会いたくなるのもお店の魅力ですね」と仲地選手。オーナーの小林さんがおすすめするのは、2枚の牛肉粗挽き100%パテを自家製バンズではさんだダブルチーズバーガー。パテの肉々しさとほんのり甘みを感じるふわふわバンズの組合せに、シンプルなトマトソースとコクのあるチーズのコンビネーションが上品ながら食べ応えのある味わいに仕上げています。

1950年代の古き良きアメリカをコンセプトにした店内は、オーナー自ら買い付けたヴィンテージ家具が並び、レトロなナプキンホルダーも絵になる空間が広がります。「当店では新型コロナ対策として、お客さまにマスクの着用と手指の消毒への協力をお願いしています。客席はテーブル間の十分な間隔を確保し、テラス席や駐車場を増設しました。店内、テラス席、車内のお好きなスペースで料理をお楽しみいただけます」と、小林オーナー。スタッフの皆さんもマスク着用など対策に配慮しながらお客さまとのコミュニケーションを楽しんでいます。
オーナー自身スポーツ好きということもあり、スポーツ観戦前の腹ごしらえにハンバーガーはピッタリとのこと。キュートなオリジナルボックスで提供するテイクアウトも活用してみては?

観光スポットのセレクトにも、選手それぞれの個性が垣間見られます。GK 山本選手はコーヒーが好きで休日はカフェ巡りを楽しんでいるとのこと。おしゃれなカフェやショップが並ぶ北谷町美浜エリアにも足を運ぶそうです。DF 阿部選手は、世界遺産に登録されている勝連城跡をおすすめしてくれました。理由は、「カッコいい!」のひと言。確かに凛々しい佇まいは一見の価値があります。
選手は競技と仕事を両立させているため、オフの時にはのんびりとそれぞれの休日を過ごしているとのこと。きれいな海を眺めながら癒されたり、ドライブを楽しんだり。人気景勝地である残波岬近くには、高さ8.75mもある残波大獅子があり、日本一大きいシーサーとしてフォトスポットとしても有名。充実したオフタイムが過ごせる環境が身近にあるのもスポーツアイランド沖縄の魅力と言えるでしょう。

女子スポーツの祭典「女子サッカーフェスティバルin沖縄」をチェック!

全保連琉球デイゴスが中心となって開催する、「第1回女子サッカーフェスティバルin沖縄」。なでしこリーグ所属「伊賀FCくノ一三重」との交流から生まれた、トップレベルの女子サッカーを間近で体験できるイベントです。親善試合や女子スポーツ選手によるトークショー、サッカークリニックなどスポーツ愛好家はもちろん、家族でも楽しめる体験も盛りだくさん!
入場無料。体験イベントについては事前申込要。※申込は2/1〜開始予定。

  • 開催日程/2021年2月27日(土)・28日(日)
  • 開催場所/中城村吉の浦公園(ごさまる陸上競技場ほか)
  • 問合せ先/株式会社沖縄ウィメンズスポーツクラブ(全保連琉球デイゴス)
  • Mail:info@deigos.com
  • URL:https://okinawasportsisland.jp/events/model/

スポーツ観戦における新型コロナウイルス感染症対策について

一般社団法人日本女子サッカーリーグ「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に基づき、全選手の体調チェックや手指衛生の励行、濃厚接触の回避などを行なっています。
観戦される方についても、ガイドラインに基づいた感染防止対策として、スタジアム入場時の体温チェック、マスク着用や手指消毒の呼びかけ、応援スタイルの変更や観客同士のハイタッチ等接触の禁止など、理解の徹底を行なっています。
自分を守るだけでなく、多くの仲間や選手の皆さんを守ることにもつながることになるため、新たなスポーツ観戦マナーとして心がけましょう。