Watching スポーツ記事

スポーツ観戦
  • #Interview
  • #Report

離島のバスケットボール部員が B.LEAGUE ALL-STAR GAME 開催地の沖縄アリーナに登場!大舞台で練習の成果を披露

リモートコーチングを活用した練習の日々

1月12日から14日にかけて沖縄アリーナで開催された「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA(以下、オールスター)」では、離島から本島を訪れ、年に一度の祭典を楽しんだ中学生たちがいます。伊是名村立伊是名中学校(以下、伊是名中学校)、石垣市立大浜中学校(以下、大浜中学校)のバスケットボール部員たちです。オールスター最終日の1月14日、沖縄アリーナに登場。各校の代表2名が「リモートコーチングsupported by SoftBank Jr. スキルズチャレンジ」(※1)に出場しました。

両校の部員はB.LEAGUEの社会的責任活動イニシアチブであるB.LEAGUE Hope(※2)が取り組んでいた「リモートコーチングsupported by SoftBank」を通じて、約2カ月にわたって主にシュートのスキルを磨いてきました。

(※1)リモートコーチングは、沖縄県の離島が持つ「遠隔性によるあらゆる機会の格差(例:島内に1校しかなく対外試合が組めない)」等の課題に対して、テクノロジーを活用しプロのコーチ指導のもとスキル向上を目指す活動。スキルズチャレンジは、ドリブル・パス・シュートの3つのスキルで構成されるオールスターのコンテスト種目。

(※2)B.LEAGUE Hopeは環境、貧困、ジェンダーといった社会が直面する問題に対して、クラブ・選手・ファン・地域・パートナー企業を巻き込みながら持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指したアクションを推進。オールスターではバスケットボールを通じて社会課題の解決の一助となることを目指した活動を実施。

リモートコーチングではB.LEAGUEトップパートナーのソフトバンク株式会社が提供するスポーツ支援サービス「AIスマートコーチ」、「スマートコーチ」の2つのアプリを活用しました。前者はB.LEAGUEとW LEAGUEの選手がモデルとなったお手本動画を見て学び、AIによる骨格解析で自分の動きと比較してマッチ度合いを点数で出せるもの。後者は動画の添削や音声、チャットでのやり取りを通じて、遠隔地にいるコーチから専門的なアドバイスを受けることができるものです。今回は琉球ゴールデンキングスの岸本隆一選手、シャンソン化粧品 シャンソンV マジックの知名祐里選手がモデルとなり、同ユースのコーチ協力のもと部員たちは遠隔で指導を受けました。

部員たちは約2ヶ月間のリモートコーチングを受けた

沖縄アリーナに登場。僅差で石垣大浜中が勝利!

そして、いよいよ訪れたオールスター当日。横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手、琉球ゴールデンキングスの今村佳太選手から「思いきりやってほしい」とアドバイスを受け、スキルズチャレンジに挑戦しました。

男女がペアを組み、1人がドリブル、パス、フリースローをこなしたあと、もう1人がドリブル、パス、ジャンプシュートを順に成功させ、両校でそのタイムを競い合いました。緊張した面持ちで沖縄アリーナのコートに登場すると、先攻を務めた伊是名中学校のディミトゥリェヴィッチ波夷羅(ハイラ)さん、入江 力さんのコンビはパスに苦戦しながらも44.6秒でクリアしました。

成底やひろさん、山根斗夢さんがコンビを組んだ大浜中学校は、2人とも鋭いドリブルを見せ、42.2秒と好タイムを記録。熱い戦いに会場からは温かい拍手が送られ、スキルズチャレンジ後は両校そろってコート中央で記念撮影。選手とハイタッチを交わす場面もあり、離島で過ごす彼らにとっては思い出に残るイベントになりました。

Jr.スキルズチャレンジに取り組む伊是名中学校の入江さん
 
琉球ゴールデンキングスの今村選手も部員のチャレンジをサポート
 

伊是名中の入江さんは大舞台に立ってとても緊張したようですが、「楽しくプレーできたので良かったです」とコメント。同校の波夷羅さんは「(リモートコーチングで)『指先の向きに気をつけて』というアドバイスをいただいたので、その後のシュート練習では常に指先を意識していました。ボールが安定して、まっすぐ飛ぶようになったと思います。」と話してくれました。伊是名中バスケットボール部顧問の小浜先生は2人の成長に驚いた様子を見せつつ、リモートコーチングについても言及しました。

「彼らが大人の皆さんを前に堂々と話していて、僕自身はビックリしています。いろいろな経験をさせてもらって、B.LEAGUEの皆さん、関係者の皆さんにお礼を伝えたいです。今の時代、インターネットで情報を得ることはできますが、レスポンスをもらうことや、いろいろと教えてもらうことはあまりありません。2人ともそういったところが印象に残っていて、練習していたのだろうなと。子どもたちは嬉しかったと思います。島の人口(1,274人※令和5年12月31日時点)よりも多い観客に見られる中、自分たちの力を発揮できたのは成長だと思います。」(小浜先生)

一方、石垣大浜中の山根さんは「リモートコーチングで教えてもらったことを意識して挑戦しましたが、最後のシュートがなかなか入らず悔しかったです。ただ、しっかり勝てて嬉しかったです。」と話し、同校の成底さんも「今回のスキルズチャレンジでは、緊張に打ち勝つ方法を教えてもらいました。それを今後も活かして、頑張っていきたいと思いました。」と感想を語ってくれました。

両校はチャレンジ終了後にメディアの取材を受けた

コート内外で盛り上がりを見せたB.LEAGUE史上初の3DAYSオールスター

両校の部員はその後、観客席に移動してオールスターを満喫。沖縄文化満載のオープニングや、部員と世代の近い「B.LEAGUE U18 ALL-STAR GAME」、スター選手が集う「B.LEAGUE ALL-STAR GAME」を観戦し、選手一人ひとりが見せる最高峰のプレーに目を輝かせました。

石垣大浜中の成底さんは「最初に10-FEETさんのバスケを代表する歌が出てきたのが衝撃でとても印象に残りました。選手の登場で沖縄の文化を生かしたパフォーマンスがより地域の素晴らしさを強調していて素敵だなと思いました。U18では攻防の入れ替わりが早く、1つ1つのプレーが上手だったので切り替えの部分や技術、選手たちで盛り上げるところが学びになりました。オールスター本戦でも、夢のような選手たちが集まって、自分のポジションと同じ選手はどんな動きをするのか、どうやってシュートをきめているかまで細かくみることができましたし、面白い部分もあって私の中で過去一学べて楽しめた試合だったなと思います。」と感想を語ってくれました。

沖縄文化のオープニングを一緒に盛り上げるオールスターの選手たち
MVPを獲得した琉球ゴールデンキングスの岸本隆一選手
観戦する大浜中学校バスケットボール部員

今回のオールスターはB.LEAGUE史上初の3DAYS開催で、沖縄市産業まつりとの連携、きいやま商店、D-51、ORANGE RANGEといった地元出身アーティストによるLIVE、花火やドローンショーなど、競技以外の部分も充実した内容となり、約1万6千人が来場(※3)。沖縄県民だけでなく国内外からの来場者も、バスケットボールや音楽、沖縄文化や食などを楽しみました。

(※3)B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA

【DAY2入場者数】 6,379名

【DAY3入場者数】 7,357名

【PARK入場者数】 約2,500人

*PARK<DAY2><DAY3>(無料イベント) は延べ12,500 人となります。

初日となる1月12日の花火とドローンショー
沖縄市陸上競技場内では、沖縄グルメが並んだ
那覇空港もB.LEAGUEオールスター一色に

バスケットボールの聖地「沖縄アリーナ」

「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に続く沖縄県でのビッグイベントで、新型コロナウイルス感染症の影響で3年越しとなった沖縄開催のB.LEAGUEオールスター。最終日のスペシャルパフォーマンスで映画『THE FIRST SLAM DUNK』の主題歌「第ゼロ感」を披露した10-FEETが「伝説にしていこう! 奇跡が生まれる聖地にしていこう!」と熱く話したように、沖縄アリーナが“バスケットボールの聖地”として根付いてきました。B.LEAGUE連覇を目指す琉球ゴールデンキングスのホームゲームは引き続き沖縄アリーナで開催されます。沖縄アリーナでの熱を帯びる後半戦に目が離せません。

また、沖縄ではバスケットボール以外にも様々なプロスポーツ観戦や、ゴルフ、マラソン、サイクリングといった自身で行うスポーツを楽しむこともできます。是非スポーツアイランド沖縄をお楽しみください!