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新しい旅の形。スポーツ×ワーケーションを沖縄で

時代の流れと共にこれまで”普通”だとされていた働き方が大きく形を変え、新しいライフスタイルの1つとしていま注目を集めている「ワーケーション」。そのワーケーションにスポーツを掛け合わせた、「スポーツ×ワーケーション」の新しい旅のスタイルをご紹介します。

ワーケーションとはWork(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語で、文字通り旅先など普段の環境とは異なる場所で働きながら休暇取得を行う仕組みのこと。新しいライフスタイルの1つとして日本でも少しずつその言葉が広がりつつあります。

そのワーケーションを沖縄でする際は、スポーツを取り入れることをお勧めします。仕事の前後や合間にスポーツを取り入れることで、「時間管理」「集中力・対人関係」「仕事の成果」などの生産性が大きく向上したという調査結果もあり、仕事とスポーツの相性は抜群です。年中温暖な沖縄はスポーツ施設も充実しており「スポーツ×ワーケーション」には最適な環境と言えるでしょう。

やんばるの大自然で働き、遊ぶ5日間。

沖縄本島北部・手つかずの自然が多く残された国頭村にある「YANBARU HOSTEL」は築45年の廃ホテルを大きくリノベーションし地域活性化を目的に2019年6月に新たな姿でオープンしました。

このYANBARU HOSTELには県外からのサイクリストの宿泊も多く、アスリートの皆さんは那覇空港から直接自前の自転車に乗ってやってくるのだとか。(その距離片道約100Km!)ホステルでは自転車の貸し出しを行っているのでぷらっと周辺を散策する事が可能。建物の周りには海と山はもちろん、国頭村立総合体育館や陸上競技場があるのでサイクリストのみならずトレーニングを行うには最適な環境です。一人ではもちろんですが、仲間達とスポーツ合宿を行うことも可能。スポーツはちょっと苦手…という方はSUPやトレッキング等のアクティビティをスタッフが紹介してくれます。

1階フロアにはコワーキングスペースをはじめ、ビリヤード・ボルダリングを楽しめるエリアを完備。このプレイエリアは宿泊客以外の利用も可能なので、宿泊者以外の地元の方との交流が叶うところが魅力的です。また実際にワーケーションを行うには、安定した通信環境が必須条件。広々としたコワーキングスペースにはWIFIを完備し、リモートでお仕事をされている方も多くいます。

ホステルの周辺にはスーパーや飲食店もあるので食事に困る事はありませんが、その土地ならではの新鮮な食材をゲットするため、お隣の大宜味村にある「道の駅おおぎみ」まで足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

カラフルな店内には地域の農家さんが直接持ち込んだ野菜・果物を中心に、県内の特産品が豊富に並びます。購入品の発送サービスも行っているので、購入したお土産を発送し、手ぶらで帰る事が可能です。

こちらで購入した食材はホステルの共用キッチンにて調理する事が可能。キッチンの利用については現在コロナウイルス感染症防止対策として、利用者の必要に応じて調理器具・調味料を貸出するシステムをとっているので安心して利用することができます。

その土地ならではの食材を自分で調理し、日本国内・海外の様々な地域からやってきた旅人達と食卓を囲みながら交流できる点もまた、旅の醍醐味の一つです。

沖縄の瀬戸内海へ。

スポーツが仕事のパフォーマンスを向上させるという事は先にも述べましたが、今回はワーケーションですので、滞在期間中にまとまった時間をとって、早朝から思いきりサイクリングを楽しんではいかがでしょう。

ミニベロやクロスバイクをレンタルしている「ノレジオサイクル」では、お泊りのホテルなど、利用者が希望する場所での自転車の受取・返却が可能。事前に予約していた自転車を指定の場所まで運んでもらったら、沖縄の「瀬戸内海」と称される沖縄八景の一つ、「羽地内海」(名護市)を一望できるコースへ挑戦。発着点は名護市役所の羽地支所。その距離約29kmと決して短くはありませんが、日差しが弱い早朝にスタートする事で自動車の交通量も少なく、初心者でも安心して走れます。気に入った場所で休憩をとりつつ、約4時間かけて景観を楽しみます。メインの古宇利大橋から見る青い海に、誰もが感動する事間違いありません。

旅の途中は珈琲の香りに癒されて。

実は沖縄でコーヒーが栽培されているという事をご存知でしょうか。サイクリングで汗を流した後は、東村・慶佐次にある「又吉コーヒー園」を訪れてみる事をおすすめします。 東京ドーム二つ分の敷地面積を持つ又吉コーヒー園では、マンゴーと共に2,000本ものコーヒーの木が栽培されています。2020年1月からは新たにジップラインのアクティビティが加わり、園内をバギーで駆け巡るバギーライドツアーと併せてアウトドアを1日中楽しむ事が可能となりました。

また、施設ではコーヒーの手摘み収穫体験をすることが可能(季節限定:11月~3月頃)。焙煎体験は通年を通して体験が可能なので、自分で煎た珈琲を片手に仕事をするのもおすすめです。(※焙煎体験で使用する豆は海外産になります。)

沖縄でのワーケーションの最大の魅力。

今回ご紹介したスポーツ以外にも夕方のサンセットに行うSUPや早朝のランニングなど、沖縄ならではのシチュエーションと雰囲気の中、リフレッシュしながらワーケーションを楽しむことができます。1年のどの季節にきても青い海・緑深い森に囲まれた環境の中でスポーツを楽しめる点が沖縄でのワーケーションの最大の魅力。是非沖縄で「スポーツ×ワーケーション」をしてみてはいかがでしょうか。

沖縄では、新しい生活様式に合ったニューノーマルな旅行形態を見据え、感染防止対策を前提にした旅行の紹介や、自然、健康、解放感を味わいながらリフレッシュできる長期滞在等を紹介する「憩うよ、沖縄。」プロジェクトを推進しています。 今回ご紹介した施設の他にも、長期滞在者向け施設や、コワーキングスペースを備えた施設が時代のニーズと共に増えてきています。お一人での滞在は勿論ですが、沖縄の大自然の中で同僚と共にチームビルディングを兼ねたワーケーションを行う事で普段思いもつかないようなアイデアが浮かんでくるかもしれません。日常の喧騒からかけ離れた環境の中で仕事をすることで、パフォーマンスが最大限に発揮される事、間違いなしです。

参考サイト:
マインドスイッチ 通勤サイクリングラボ

その他(リンク):
中長期滞在向け施設(沖縄観光情報WEBサイト おきなわ物語)
沖縄本島北部エリアスポーツ施設(スポーツコミッション沖縄)
OKINAWA×CYCLING 南の島の自転車旅(沖縄サイクリング情報紹介パンフレット)