自然と文化を体感する”やんばる森林セラピー”
山にも目を向けないなんて、もったいない!
沖縄の自然と言えば、真っ青に透き通った海をイメージする人も多いのでは。 でも、美しい砂浜から後ろを振り返ってみてください。南の島ならではの、深く、目が覚めるような緑の色濃い森が視界に飛び込んでくるはず。 そこには、海とはまた違う「癒し」があります。そう、沖縄の自然を遊び尽くしたいなら、海だけでなく、森や山の存在もどうぞお忘れなく。
そして、この緑の世界を存分に楽しむには、トレッキングに出かけることをおすすめします。体力の心配はそれほど必要ありません。 なぜなら、沖縄の山はどれも標高が低く、本島で最も高い与那覇岳でも標高は503mしかありません。 中部~北部の「やんばるエリア」を中心に、よく整備されたトレッキングコースは森の中をのんびり歩くものがたくさんあり、レベルに合わせて選ぶことができます。
山中には歴史や文化の跡も色濃く残る
しかし、標高は低くとも、沖縄の深く豊かな森歩きは、あなたに癒しと忘れ得ない経験をもたらしてくれるでしょう。 亜熱帯特有の森に一歩踏み込めば、なかなか日常ではお目にかかれない植物や動物たちがあなたを歓迎してくれます。
また、沖縄の山は昔も今も信仰の対象とされてきました。今でも、女性しか入ることを許されていない山々や、 祈りを捧げるための場所が山中のそこかしこに残されています。それらを訪れることで、より深く沖縄の文化や歴史を考えるきっかけになることも、沖縄トレッキングならではの楽しみのひとつ。
「沖縄は神の島であり、祈りの島。那覇のような街中では見かけることのなくなってしまった沖縄の神秘的な表情を発見できるのも、 やんばるの森歩きならではの魅力です」と、今回トレッキングのガイドを務めてくれた『オーシャンブリッジ沖縄』の宮城さん。 やんばるの森を歩くことは、自然だけでなく、文化や歴史の片鱗にも出会うことができるアクティビティーなのです。
五感をフル活用して沖縄に溶け込もう
なぜ、そうした稀少な動植物がこの地に残っているのか、そのような文化が生まれたのか。 トレッキングに出かける前に、植生や地域文化を勉強しておくと、さらに沖縄でのトレッキングは楽しいものになります。 体験することで、調べてきた知識が立体的になっていく面白さは格別です。
より深く知りたい方や、山歩きが不安な方は、ぜひガイドツアーへの参加をおすすめします。 森の中に残された歴史の欠片や植物の丁寧な解説を楽しみながら、絶景スポットへと導いてくれます。 ツアー参加に必要な道具は、ハイキングに行くような動きやすい服装と水や食事が入る小さなリュックサック、虫除けスプレーくらいとお手軽です。
五感を開放して、水の音や鳥の声に耳を澄ませ、太陽の光や風を肌で感じ、花や土の匂いを体一杯に取り込みながら歩けば、 一歩ごとに心と体がほぐれて沖縄の地に馴染んでいくのを感じることができます。それは、まさにやんばるの自然がもたらす森林セラピー。 海のアクティビティーとはひと味違う、沖縄の新たな魅力が体験できるはずです。
OTHER AREA
他の地域でアクティビティーを楽しんでいただく際には下記観光協会へお問い合わせください。
① NPO法人 東村観光推進協議会
TEL:0980-51-2655
http://higashi-kanko.jp/
②(一社)沖縄市観光物産振興協会
TEL:098-989-5566
http://kozaweb.jp/
③ (一社)南城市観光協会
TEL:098-948-4611
http://okinawa-nanjo.jp/
④ (一社)伊江島観光協会
TEL:0980-49-3519
https://www.iejima.okinawa/
⑤ 渡嘉敷村商工会
TEL:098-987-2430
http://www.tokashiki.or.jp/
⑥ 伊平屋島観光協会
TEL:0980-46-2526
http://www.iheyazima-kankou.jp/
⑦ (一社)久米島町観光協会
TEL:098-896-7010
http://www.kanko-kumejima.com/
⑧ (一社)石垣市観光交流協会
TEL:0980-82-2809
http://www.yaeyama.or.jp/
⑨ 竹富町観光協会
TEL:0980-82-5445
http://www.painusima.com/