記念すべき30回目を迎えた『久米島マラソン』の魅力!
“FUN RUN(楽しく走ろう)”をテーマに、ビギナーからベテランまで全国からのランナーで賑わう『久米島マラソン』(主催:沖縄県久米島町/沖縄マスターズ陸上競技連盟)”スポーツの秋”に相応しく、毎年10月に開催される当大会の舞台「久米島」は、沖縄本島から飛行機で約30分、那覇から気軽にアクセスできる離島として人気です。また、豊かな自然が育む観光名所を多く有するなど、ダイナミックなロケーションは、毎年多くの参加者を虜にし、リピーターも絶えません
見所満載のコースで島民の温かい応援が後押し
今年度(2018年)10月28日(日)は、30回目となるアニバーサリー大会であり、更に昨年は台風で中止になった経緯もあり、参加者・関係者はもちろん、島全体で待ちに待った大会です。気温は20度、湿度も54%とグッドコンディションの下、1,340人がエントリー。AM7時20分、スタート・ゴールが設けられた「町営仲里球場」にて、大会メインイベントのフルマラソンからスタート。その後、ハーフマラソン、10km、5kmの種目が続きます!最初の見所はスタートしてすぐ、約5km付近から約2kmに渡る海岸風景。コース随一の絶景ポイントが早速広がります。
そして、フルマラソンの折り返しとなる北西部の『ミーフガー』は、久米島きっての景勝地。大きな穴の開いた巨岩をスマホで撮影するランナーも多く見られました。次々に移り変わる久米島ならではの独特な景観が、参加者を全く飽きさせません。
また、沿道における地元住民の温かい応援も、当大会の特徴です。計14箇所で設けられたエイドステーションでは、地元の中学生やボランティアが、元気一杯にランナーを支えました。
久米島マラソンに魅了された県外参加者の声
当大会には、県内はもちろん、県外からの参加者が大半を占めるほど、ファンは全国に広がります。見事完走を果たした県外からの参加者に、感想を聞きました。まずは、宮城県からハーフマラソン女子で参加の阿部真依子さん。「実は、一昨年招待選手としてフルマラソンに参加させていただいたのですが、31度の気温で人生初の熱中症となり、残念ながらリタイア。東北生まれなので寒さには強いんですが、暑さは苦手で…。ずっと悔しくて、そのリベンジとして、今回はハーフマラソンに出場し完走できました。手応えはつかめたので、来年こそは、またフルマラソンに出場して、今度こそこの久米島ならではの素晴らしい景色をしっかり楽しみながら走ろうと思います」と、達成感に満ちた笑顔が印象的でした。
続いては、なんと”沖縄県内のマラソン大会出場が100回目”の記念大会となり、久米島マラソン事務局から「レジェンド賞」として表彰を受けた、三重県から参加の倉野伸治さん(53)。「毎年約30の大会に出て、全て完走しています。ほとんど沖縄ばかり。この後も、宮古島マラソン、与那国島マラソン、NAHAマラソン、沖縄100Kウルトラマラソン、石垣島マラソンと、まだまだマラソンハシゴの日々が続きます(笑)。沖縄の大会は、やっぱり温かみが全然違うんですよね。県外の大会では、沿道の応援もそれほどでは無いし、差し入れもほとんどありません。なので、一旦、沖縄の大会に出場したら、もう県外の大会には出られないですね(笑)」と、その魅力を余すところなく語ってくれました。
アフターパーティーはもう一つのメインイベント♪
参加者全員、汗をかいた後は、恒例の「ふれあいパーティー」!交流会と打ち上げを兼ねた、この時間を楽しみに、県外から訪れるランナーも少なくありません。ハンバーガーや中華料理など、島内の人気グルメ5店が出張販売。ランナーには予め食事券が配布されているのも、嬉しい特典です。そして、なんと泡盛が飲み放題!他の大会では考えられない太っ腹なおもてなしも、久米島マラソンならではの醍醐味と言えるでしょう。更に、島内のエイサー団体による華麗な演舞や、県内で大人気のお笑い芸人によるライブなど、参加者全員大興奮のプログラムが盛りだくさん。もちろん、最後は会場一体となった壮大なカチャーシー&打ち上げ花火で賑やかに幕を閉じました。
大会後は観光にグルメも満喫しよう
参加者の多くがマラソン大会のみでなく、観光もグルメも満喫するために大会に臨みます。例えば、前出の『ミーフガー』や、県内数多のビーチでも一際眩い輝きを放つ『ハテの浜』&それを海抜およそ200mの高さから見渡せる『比屋定バンタ』などは定番観光地。また、2kmにも渡って白砂が美しく伸びる『イーフビーチ』に、幾何学模様が珍しい『畳石』などなど、島内あちこちに絶景スポットが点在!更に、車海老や海ぶどう、久米島赤鶏など、特産品も見逃せません。もちろん、沖縄そばやゴーヤーチャンプルといった一般的な沖縄料理も、随所で堪能できます。マラソンにプラスして、観光・絶景・グルメと、お楽しみ要素満載の久米島マラソンに、来年はぜひ参加してみませんか?