国内外から4,395人が出場! 今年も石垣島マラソンが行われました!
初ランは、石垣島で!
緋寒桜(かんひざくら)がほころび始める1月に毎年開催される石垣島マラソン。2018年も1月28日に行われました。国内外から多くのランナーが参加し、第16回目となる今年は4,395人が暖かい石垣島を駆け抜けました。石垣島マラソンは、フルマラソ42.195km、そして24km、10kmの3種目があり、短い距離から気軽に参加することもできます。今回は、島の南半分を1周するフルマラソンのレースに密着しました。
ランナーのみなさん元気よくスタート♪
スタートまで30分となった朝8時半、天候は曇り、気温はこの時ですでに21℃。ランナーのみなさんにとっては少し暑くなりそうです。スタート地点である石垣市陸上競技場にはすでに多くの人がスタンバイしています。セレモニーが行われ、士気が高まったみなさん、9時ちょうどの号砲とともに、いっせいにスタートしました。
市街地をしばらく走ると、石垣島の海や森、そして山を存分に味わえるコースになっています。途中にはサトウキビ畑やパイン畑が広がり、牛が草を食む姿も多く見られます。
約13km地点である名蔵(なぐら)大橋は、マングローブの広がる湿地帯「名蔵アンパル」にかかる橋で、天気が良い時は西表島(いりおもてじま)や小浜島などを見渡すことができます。
この辺りを過ぎると、島の西海岸線から内陸に入り、東海岸までまっすぐ抜けていくコースになります。
横はサトウキビ畑、後ろに見えるのは沖縄最高峰の於茂登岳(おもとだけ)です。オリオンビールの缶に扮した方の姿も見えます。
沿道の応援がチカラになる
23kmを過ぎたばかりの三和(みわ)交差点では、大人たちに混じって、島の子どもたちも飲み物や石垣の塩、黒糖、サーターアンダギー、おにぎりなどを振る舞っていました。エイドだけでなく、地元住民の声援がランナーたちの英気を養っていました。
新石垣空港を通り過ぎ、約33km地点の白保集落内では、さすがにみなさんきつそうな表情。
手を叩いて応援する地元の子どもたちや、元気にシメデーク(締め太鼓)を叩くおばーの応援に、多くの人が「ありがとー」と手をあげて応え、ゴールへ向けて走って行きました。推定樹齢100年ともいわれる、白保小学校の大きなガジュマルもランナーたちをお出迎え。
さぁもう少し!
最後は陸上競技場内を1周してフィニッシュです。さっきまできつそうに走っていたみなさんも、競技場に入ってくるとラストスパートです。ゴール目前で表情も晴れやかです。
エイサー団体「琉球國祭り太鼓」のみなさんも、元気いっぱいの舞いでエイサーを踊るみなさんも、ランナーたちを賑やかに出迎えます。
ゴールおめでとうございます! 家族や友人と一緒にラストを走ってゴールする人、フィニッシュしてしゃがみこむ人、清々しそうにすぐに記念撮影をする元気な人。
完走したみなさんには、石垣焼窯元ややきもの作家の高林奈央さんらが、ひとつひとつ丁寧に手作りした焼き物のメダルが手渡されました。
県外から参加したランナーへインタビュー
こちらは名古屋から総勢28人でやってきた、名古屋Official Running Clubの伊藤さん、大林さん。「サトウキビ畑など沖縄らしい景色がすごくよくて爽快に走れました。沿道からの、島の人たちの応援がたくさんで嬉しかった。ぜひ来年も出たい!」と語ってくれました。
東京から訪れた小浜さん、応援の山内さん。一度も歩かずに完走した小浜さんは「アップダウンが多くてハードだったけれど、ポイントでないところでも飲み物をくれたり、足にスプレーをしてくれる人までいたり、島の人たちの応援で完走できた」と満足そうでした。
競技場すぐとなりの体育館では、八重山そばや石垣牛など島のおいしいものの屋台が並び、郷土芸能などのステージがある交流会も行われました。みなさん達成感たっぷりで晴れ晴れとした表情。来年は、緑が美しい新春の石垣島で、新年初マラソンに挑戦してみませんか?
第16回石垣島マラソン
主催/石垣市、石垣市教育委員会、一般社団法人石垣市体育協会
会場/沖縄県石垣市中央運動公園陸上競技場
種目/フルマラソン・24km・10km
日時/2018年1月28日(日)
参加料/フルマラソン 一般5,000円 高校生3,000円
24km 一般4,000円 高校生3,000円
10km 一般4,000円 高校生3,000円
※ナンバーカード、記念Tシャツ等を含む
HP
ホームページ:http://www.ishigakijima-marathon.jp