北海道で生まれたパークゴルフは、子どもから年配まで男女を問わず、誰でも気軽に楽しめる多世代スポーツ。ここ沖縄でも、近年県内各地に次々とコースがオープンし、じわじわと注目を集めている。

　パークゴルフの魅力はなんといってもその手軽さ。専用クラブ1本とボールとティでプレーでき、コース料金も500円前後とリーズナブル。予約の必要もなく、用具は有料レンタルもあるので手ぶらで出かけられる。服装も動きやすい軽装にスニーカーなど底の平らな運動靴でOK。日焼け対策の帽子なども準備して、自分なりの”パークゴルフウェア”を楽しむのもいいだろう。

　コースはゴルフより短く、基本的に「公園」なので安全面が重視されており、クラブヘッドも打球が高く飛び上がらないよう設計されている。パー数は18ホール66打。パターの要領でストロークを重ね、カップインするまでの打数を競う。ルールもシンプルでわかりやすく、初心者でも心配なし。人数は3～4人一組でのプレーが望ましいが、1人でもOK。また、1ラウンドの平均所要時間は1時間ほど。18ホールをしっかり歩くパークゴルフはウォーキング効果も期待大！

県内にはオーシャンビューを楽しみながらプレーできるコースが多く、爽快感も格別だ。2013年にオープンした「久米島シーサイドパークゴルフ場」はその代表格。目の前に真っ青な海が広がり、グリーンとのコントラストが美しい。海側と山側にそれぞれ36ホールずつ、ハテの浜コースやミーフガーコースなど4種類のコースが用意されている。各ホールとも、位置と距離の違う2ヶ所のティーショットがあるので、76ホールとしてパターンを変え長時間プレーすることも可能だ。

本島最北端の国頭村には、西側に「くにがみ鏡地（かがんじ）パークゴルフ場」、東側に「くいなパークゴルフ場」があり、共にNPO国際PG協会公認コースとなっている。やんばるの大自然に囲まれた本格コースで腕を磨くのもいいだろう。

そして、本島南部には知る人ぞ知るパークゴルフ場が…！ 標高約150mの高台にある「大里城跡公園パークゴルフ場」だ。眼下に海を見渡すダイナミックな景観は一見の価値あり！ 丘陵の傾斜をいかしたフェアウェイが広がり、思わずチャレンジしてみたくなる。場内は車で移動することもでき、さらに見晴らしのいい展望台もある。ドライブがてら訪れてみたい穴場コースだ。

沖縄ならではの自然をいかしたパークゴルフ場は、どれも特徴あるコースを持ち、ロケーションもいいので余暇を過ごすのに最適。レジャー感覚でパークゴルフ場をめぐりながら、お気に入りのコースを見つけよう。

沖縄県内のパークゴルフ場LIST

※施設のお休みについて、年末年始・GW・旧盆などの特別期間につきましては各施設にお問い合わせください。