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MY ROOTS OKINAWA vol.4 茂怜羅オズさん

Interview

Profile


茂怜羅オズ(もれいら・おず)
1986年1月21日生まれ、ブラジル出身。身長190cm、体重86kg。ビーチサッカー日本代表のキャプテンでエースナンバー10を背負う。新潟のチーム『Fusion』所属。2012年に帰化し、日本国籍を取得。2013年FIFAビーチサッカーワールドカップ・タヒチでは大会4得点をあげ、日本代表ベスト8入りの原動力となった。その活躍が評価されて、この大会のシルバーボール賞(準MVP)を受賞。

-ワールドカップの前などに沖縄で合宿をされることが多いそうですが、沖縄のどんなところがビーチサッカーのトレーニングに適していますか。

 日本でビーチサッカーといえば、まずみんなの頭に「沖縄」が浮かぶのではないでしょうか。僕の中では沖縄は日本におけるビーチサッカーのふるさとといってもいいですからね。
 沖縄の良いところは一年を通じて気候が暖かくビーチサッカーをする環境に適しているところです。それからきれいな海のそばでできることがすばらしいです。砂の質も良い。ビーチサッカーに適した砂というのがあるんですが、沖縄の砂はサラサラで深さも十分あるし、ビーチサッカーには最高だと思います。
 また、沖縄の人はビーチサッカーのことをよく知っていて、練習も見に来てくれます。応援してくれる人たちからそうしたたくさんのパワーをもらって合宿のトレーニングもがんばることができます。

-サッカーと比べて、ビーチサッカーの楽しさや見どころは

 サッカーとは全然違う競技といっていいでしょう。まず裸足でやること。そしてアクロバティックな面が大きい競技でもあります。サッカーは芝生の上でドリブルをしてボールを運びますが、砂の上ではボールが運びづらいですね。なのでリフティングやオーバーヘッド、ボレーキックなど、アクロバティックな空中プレーを見せることができます。
 また、ビーチサッカーでは試合中スタジアム全体に音楽を流したりするので、お客さんが観戦しながら踊ったりします。海のそばですからお客さんは水着で、日光浴をしながら普段のサッカーとは違う雰囲気で試合観戦を楽しむことができます。
 ビーチサッカーはルールも違います。たとえばサッカーではフリーキックの時にディフェンス側は壁を作りますが、ビーチサッカーでは壁を作らず、キッカーとキーパーは一対一になります。だからどこから打っても見応えのあるシュートになるんですよ。
 それからサッカーよりフィールドが小さく、選手は5対5というのが大きな違いですね。
 さらにプレーヤーの近くで観戦できますから、お客さんと選手の距離が近いです。その気になれば会話ができるくらいですね。プレーも見やすいし、とても迫力があります。

茂怜羅オズ(もれいら・おず)

-沖縄ではビーチサッカー以外の時間はどう過ごされていますか?

 沖縄に合宿で来ると、終わった後2日くらいオフの日を作って海でのんびりすることもあります。ぼくは沖縄の海が大好きなので友だちと砂の上でリフティングしたりしてますね。
 それからショッピングモールで買い物したり、おいしいものを食べたりします。タコスやタコライス、沖縄そば、ゴーヤーチャンプルーも大好きです。

 以前は金武町に住んでいましたが、あちらはタコライスのおいしいお店がたくさんあります。安くてボリュームがある料理なのでよく食べていましたね。タコスの専門店にもよく行きました。よく行ったのは宜野湾市にある「メキシコ」というお店で、ここのタコスはあっさりした味で何個でも食べられます。近くに行くと必ずといっていいほどこのお店に寄りました。
 東南植物楽園の向かいにある当南食堂で沖縄そばをよく食べていました。こちらのそばもあっさりしていて、試合後など体が疲れているときは特においしいんです。
 ゴーヤーチャンプルーは今でも沖縄に来ると必ず食べるほどの大好物です。おいしいのはもちろん、体にもいいですから、ぼくらのようなアスリートにはぴったりの食べ物ですね。

-沖縄で印象的なエピソードは?

 日本に来て最初に住んだのが沖縄で、2007年から2008年にかけて金武町に住んでいました。
 当時から沖縄の人のやさしさはすばらしいと感じていました。ぼくは当初日本語がまったく話せませんでしたが、どこへ行っても沖縄の人はとてもやさしくしてくれたんですよ。言葉は通じなくてもジェスチャーでいろいろ教えてくれたり、携帯で英語の意味を調べながらコミュニケーションを取ってくれたり、ひとりで買い物に行っても、地元みなさんがすごくやさしくしてくれたので、とても助かりました。
 今も合宿などで沖縄を訪れますが、いずれは住みたいと思っています。

-沖縄の気候はどうですか

 ぼくは出身がリオデジャネイロで、気候は沖縄とよく似ています。人が明るくて元気だし、海がきれいなのも共通しています。
 だから、ブラジルから沖縄に来たとき、違う国にいる感じがしなかったんです。本当に自分の故郷にいるように感じていました。すごく住みやすいですしね

-これからの目標や夢を聞かせてください。

 まずワールドカップなどの大きい大会で優勝して、ビーチサッカーのことや、このスポーツのおもしろさをもっともっと日本のみなさんに知っていただきたいと思います。
 自分個人の目標は、優勝して世界一のビーチサッカー選手になること。前回2013年のワールドカップではシルバーボール賞(準MVP)だったので、今度はゴールデンボール賞(大会MVP)を狙いたい。そうした夢を叶えるのは大変ですが、沖縄でもたくさんトレーニングを積んでがんばっていきたいです。
 また、今はどこへ行ってもサッカースクールがいっぱいありますが、同じようにビーチサッカースクールも増えてほしいですね。たくさんの子どもたちが砂の上でのびのびと遊んでくれるようになったらうれしい。
 子どもだけでなく、大人も女性もビーチサッカーを楽しんでいただきたいですね。沖縄は、このスポーツを始めるのに最高の環境です。たくさんの方がビーチサッカーに親しめるよう、ぼくもお手伝いがしたいと思っています。

-最後に、ビーチサッカーというと、まだまだ観光客の方がする機会も少ないかと思うのですが、観光できた方も気軽にできるスポーツなのでしょうか?また、これからビーチサッカーをやってみたいと思う方に、メッセージをお願いします!

 ビーチサッカーには、まだまだみんなが気軽にやれるスポーツというイメージはないかもしれません。でも実際はボールひとつあればビーチで誰でもできるし、とても手軽に楽しめるスポーツです。沖縄にはきれいなビーチがたくさんあるので、そこでボールなど簡単なところからぜひ始めてみてください。
 沖縄には日本でもトップクラスの実力を持つプロビーチサッカーチーム「SOL MAR PRAIA(ソーマプライア)」があって、北谷町のサンセットビーチで練習しています。見るだけでもおもしろいと思いますので、見学もおすすめですよ。

茂怜羅オズ選手がやってくる!ビーチサッカーフェスティバル

第9回金武町長杯地球環境スポーツビーチサッカーフェスティバル

【日時】
2016年3月5日(土)
開会式 9:30
キックオフ 10:00~
終了 16:50

2016年3月6日(日)
開会式 9:30
キックオフ 9:00
表彰式・閉会式 13:20~13:40

【会場】
伊芸ビーチ(沖縄県金武町)/3ピッチ設営

【主催】 金武町長杯地球環境スポーツビーチサッカーフェスティバル実行委員会

【共催】
金武町、金武町商工会、一般社団法人沖縄県サッカー協会

チャンピオンクラス、エンジョイクラス、ジュニアクラス、レディースクラスにわかれ、合計48チームが参加するビーチサッカーフェスティバル。場所は金武ICより車で約5分、砂浜がきれいな伊芸海浜公園で開催される。
日本代表の茂怜羅オズ選手は新潟のチーム『Fusion』の選手として参加。迫力あるプレーを間近で見られるチャンスだ。ぜひ、この機会をお見逃しなく!