MARATHON

マラソン

大会参加者レポート VOL.1 第5回エコアイランド宮古島マラソン

Report

美しい宮古の海を堪能できるコース

 今年で第5回を迎えたエコアイランド宮古島マラソン。第2回までは全日本トライアスロン宮古島大会のランコースを使用していたが、「宮古島の海を見ながら走りたい」という参加者の要望に応え、第3回よりルートが大幅に変わった。ハーフの部でも、平良港やトゥリバー、パイナガマビーチから海が広がり、フルの部ではさらに来間大橋を渡る。参加者のリクエストに応える臨機応変な運営に感動し、すっかり同大会の大ファンになり、ラン仲間とともに旅行がてら参加する毎年恒例のイベントになった。

来間大橋からの絶景
来間大橋からの絶景

完成間近の伊良部大橋を臨む
完成間近の伊良部大橋を臨む

おじいや宮古美人の声援を力に

 記念Tシャツは毎年とてもカラフルだ。今回、私は第2回大会の記念Tシャツを着て走ったが、ピンクの帽子までお揃いという同じコーディネートのおじさまとすれ違い、少し照れくさかった。

黄色が今年の記念Tシャツ、緑色は第2回大会。昨年は赤だった。
黄色が今年の記念Tシャツ、
緑色は第2回大会。昨年は赤だった。

 本格派ランナー、「宮古島まもる君」などの仮装ランナー、流行りのウエアでキメてきた女性たち。多くのランナーの中には、地元宮古島の参加者も多かった。「何のクラブに所属しているのだろうか。コーチに出場するように言われたのかな?」と想像を膨らませてしまうほど、大きな体の高校生たちも大会に参加していた。エイドステーションのボランティアや沿道の同級生から頻繁に声をかけられながら、重そうな体を揺らして一生懸命、前へ前へ。微笑ましい光景だった。

がんばれ宮古の高校生
がんばれ宮古の高校生

バナナ、オレンジ、梅干し、塩、黒糖。エイドではよりどりみどり
バナナ、オレンジ、梅干し、塩、黒糖。
エイドではよりどりみどり

 昨年大会でも出会った元気なおじいたちの応援。パーランクーや太鼓を叩きながら、「ワイドー!ワイドー!(がんばれ)」。往路でも復路でも出会ったということは、応援も長時間に。元気な声をもらい、おかげでラストスパートに向けての力が沸いてくる。走るのをやめて歩いていた地元高校生ランナーには「こらー!走らんかー!」と檄を飛ばしていた。

 沿道の応援で発見したこと、それは宮古島には美人が多いことだ。子どもからお姉さん、お母さん、おばあまで、ナチュラルな笑顔で声援してくれてパワーをもらった。さすが、噂通り、美人の多い宮古島だと実感した。

島を挙げてのおもてなし

 同大会の最大の魅力はなんといっても完走後のふれあいパーティー。そのおもてなし内容は、私が参加した他の大会と比べても最大規模だと思う。参加者全員に無料で宮古そばやサバニ盛り(いわゆる舟盛り)ビュッフェが振る舞われ、食べ放題、飲み放題。電動バイクなど豪華賞品が当たる抽選会や太鼓の団体や民謡ユニットを招いたスペシャルライブも催された。

 ランナーでもある司会者は毎年の常連で、毎回、参加者全員を上手に巻き込んでパーティーを盛り上げてくれる。過去大会ではルフィーの仮装に、島ぞうり(ビーチサンダル)でフルマラソンを完走した後、司会を務めていたこともあった。表彰式では、各部門の優勝者に贈られるオリジナルトロフィーが、宮古島市のイメージキャラクター「みーや」を型どった重厚なつくりで、これまたびっくり。

 さらなるサプライズは、大会当日に誕生日を迎えたランナーをステージに上げ、会場全員でお祝いしたこと。村長も大会実行委員長もミス宮古も大会事務局も、宮古島の人たちみなが当たり前のように輪をつくり、踊り始めた。島外からの参加者は何事かと思ったが、簡単な振り付けだったので、見よう見まねでみんなが参加。この踊りは「クイチャー」という宮古に伝わる伝統的な踊りなのだそうだ(宮古島ではさまざまな団体がクイチャーを披露する「クイチャーフェスティバル」も開催。Webサイトには踊り方も載っている http://quicha.com/)。人を楽しませることが大好きな宮古の方たちが集結し作り上げてくれた、とてもアットホームな参加型パーティーだった。

突然始まったクイチャー
突然始まったクイチャー

宮古島ならではの大会への取り組みに触れて

 宮古島は島を挙げて資源循環型の社会を目指す「エコアイランド宣言」と「スポーツアイランド宮古島」を掲げている。「エコアイランド宮古島マラソン」でも、その名の通り環境へのきめ細かい配慮が随所に見られた。後夜祭では再利用可能な箸を使用。ゼッケンに付ける安全ピンも回収している体制を目の当たりにして、各地の大会に出場するごとに、安全ピンが自宅に増えて処分していることに改めて気付かされた。

来年1月には伊良部島と宮古島を結ぶ伊良部大橋が開通し、トライアスロンのバイクコースになることが決まっているという(別途コラム参照)。2月に開催されるロマン海道・伊良部島マラソンに参加するのもアクセスが格段に良くなる。開通を機に宮古のスポーツイベントがますます魅力的に発展していくのがとても楽しみだ。

帰りの宮古空港で発見。島を離れるまでおもてなしが続き、感動しっぱなし
帰りの宮古空港で発見。島を離れるまでおもてなしが続き、感動しっぱなし

10月といえども沖縄ははまだまだ夏空。色鮮やかな植物も応援してくれる
10月といえども沖縄ははまだまだ夏空。色鮮やかな植物も応援してくれる