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古宇利島の道が【認定コース】に!―2013年11月12日 レポート―

Report

高橋尚子さん、子ども達と海の上を快走

高橋尚子さん、子ども達と海の上を快走

沖縄県今帰仁村の古宇利島と古宇利大橋が、観光庁ランナーズインフォメーション研究所の県内初認定ランニングコースとなり、その記念セレモニーが11月12日に古宇利島で行われました。当日は、同研究所所長を務めるシドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんもイベントに参加。ランニングを通して体感できる古宇利島の魅力を紹介しました。

古宇利島コースは全身で楽しめる!

高橋尚子さん、子ども達と海の上を快走

高橋尚子さん、子ども達と海の上を快走

2011年に設立された観光庁ランニングインフォメーション研究所では、新たな観光資源の創出を目指し、「走って気持ちがいい」などを選考基準に国内のランニング、ウォーキング、サイクリングコースを紹介しています。これまでに19ヶ所のコースが認定されており、古宇利島コースもそのひとつ。古宇利島を一周し古宇利大橋を折り返す約11kmのコースで、今年2月に開催された「古宇利島プレミアEKIDEN」を機に推薦され、沖縄県第1号の認定ランニングコースとなりました。

認定プレート設置セレモニーは古宇利島ふれあい広場で行われ、大勢の人が見守る中、地元の子ども達による「いまじん太鼓」とともに開幕。古宇利島スポーツツーリズム推進協議会の大城昇会長は、「古宇利島コースが認定を受け大変喜ばしい。このコースを走った青少年の中から五輪選手を輩出することも夢ではない」と挨拶。続いて、今帰仁村の大城清紀副村長が、与那嶺幸人村長の挨拶を代読。「コースの認定は今帰仁村の観光振興に大きな影響を与え、今後開催される大会でも力強い味方になってくれるだろう」と述べました。また、名護市の稲嶺進市長代理で来場した名護市産業部の玉城政光部長は、「名護市の屋我地島と古宇利島は昔から交流がありました。古宇利、ワルミ、屋我地大橋の三大ブリッジコースを走るマラソン大会もあります。今後も名護市と今帰仁村が連携し観光振興に取り組むことで、互いの地域活性化を図っていきたい」と挨拶しました。

高橋尚子さん、子ども達と海の上を快走

認定プレートの除幕式と記念植樹に登場した高橋尚子さんは「古宇利島のコースが多くの人に愛されて、地元の人達も盛り上がってくれたら嬉しい。このコースで練習した子ども達の中から、2020年の東京オリンピックに日の丸をつけて走る選手が出てくることを期待しています」とコメント。記念撮影後は雨も上がり、子ども達とウォーミングアップをして古宇利大橋ランニングに臨みました。

高橋尚子さん、子ども達と海の上を快走

高橋さんの古宇利島訪問は今回が初めてですが、今帰仁村内は現役時代にミニ合宿などで何度も走った経験があるそうです。小さな田舎道やあたたかい空気、人、おいしいものなど当時の印象を振り返りながら「マラソンに適した条件がすべてそろっている」と、ランナー目線で今帰仁村の感想も話してくれました。「古宇利大橋もいつか走ってみたいと思っていました。きっとドライブで見る景色とは違うだろうなと楽しみにしていたんです」。

高橋尚子さん、子ども達と海の上を快走

ふれあい広場を出発した高橋さんと子ども達は元気いっぱい! 心地良い海風に吹かれながら、軽やかに古宇利大橋を駆け抜けていきました。「あいにくの天気でマジックアワーと呼ばれる幻想的な夕景を見ることは叶いませんでしたが、これは、もう一度この場所に来る機会を与えてもらったということですね」と高橋さん。「古宇利大橋は、海の上を走っているような感覚や美しい景色、爽やかな風を全身で感じられる道。自然にペースがあがって、もっともっと走りたい!という気持ちになりました。これからも、子ども達にこのコースで力を養ってほしい。そして、古宇利大橋を走ることを目的に、たくさんの人に沖縄へ来てほしいと願っています」。

旅ランで活用できるインフォメーションに

旅ランで活用できるインフォメーションに

記念セレモニー開催前には、高橋尚子さんの記者会見が行われ、台湾、韓国、中国、香港の海外メディアも参加しました。

台湾の記者からは「シドニーオリンピック当時より若く見えるが、その秘訣は?」という質問も飛び出し、会見は終始和やかなムードで進行。高橋さんは、「秘訣といえばやはり走ることですが、多くの人との出会いが自分を笑顔にしてくれる」とコメントし、金メダル獲得についても「人一倍練習を積みましたが、一人で獲れたものではありません。応援してくれた人達みんなの思いやパワーがひとつになってメダルにつながったのだと思います」と話しました。

旅ランで活用できるインフォメーションに

旅ランで活用できるインフォメーションに

続いて韓国の記者から質問された古宇利島コースの選定理由について高橋さんは、「左右に海が広がる古宇利大橋など、目で見るだけでなく全身で走る楽しみを感じられることが決め手になった。現在は、陸上関係者をはじめ、さまざまな業界の人が実際に走って感動した道を推薦している」と、認定コースの選定基準などを説明しました。

また、現在大きなランニングブームが起きていることに触れ、観光庁ランナーズインフォメーション研究所の取り組みが「日本の観光に大きな影響を与えると思う」と強調。「走って気持ちがいい、歩いて楽しい、自転車で心地よいコースを紹介していますが、地元の人しか知らないような場所、まだ発掘されていない場所で新たに観光地をつくることができないかと考えています」。

同研究所の今後の目標は、プロ目線で認定されたコースに加え、一般公募で推薦された道の紹介を増やし、旅先でも活用できる身近なインフォメーションにしていくこと。「47都道府県すべてでおすすめコースを紹介したい。走ることを目的に、国内、そして海外からもたくさんの人に集まってほしいですね」と高橋さん。

すでに沖縄県竹富島の道もウォーキング部門で認定されており、県内の認定コースは現在2ヶ所。スポーツを通して発掘される観光地は、今後さらに増えそうです。